企業調査

企業（法人・個人事業主含む）を対象とし、企業の実態、企業の信用、財務状況から、風評、評判まで対象となる会社に関する調査のことをいいます。

※企業の実態を知ることはそう容易く簡単なことではありません。決算書における財務内容がしっかりしているか、キャッシュフローに問題はないか、貸借対照表の状況、売り上げの実態は本当であるかなど、表面だけそろえる企業も少なくはありません。また、遠く離れた場所にその実態があるのかなど確認することなども重要なことです。銀行ですら騙されるケースなどもあります。銀行は決算書を中心に格付けし融資を実行するのですが、その格付けが大半の判断になります。それがゆえ、銀行から借入があるからと言って信用があると信じてしまえば、直近の状況は問題だらけや、その事業が流行でなかったりなど、見えない点が隠れたまま間違った取引や買収となるわけです。

第１次評価、定量評価

安全であるか
• 流動比率 流動資産÷流動負債
• 自己資本比率 株主資本÷総資本
• ギアリング比率 有利子負債÷自己資本収益性 はあるか
• 売上高経常利益率 経常利益÷売上高
• 総資本経常利益率 経常利益÷総資本
• 当期利益額成長性 はあるか
• 経常利益増加率 当期経常利益÷前期経常利益
• 売上高債務返済能力は問題ないか
• 債務償還年数 （有利子負債－運転資金）÷キャッシュフロー
• キャッシュフロー額 営業利益＋減価償却費
• インタレストかばれっじインタレストカバレッジレシオ (営業利益+受取利息・配当)÷支払利息割引料

第2次評価、定量評価

• 経営者の能力含む、身辺的な状況
• 市場の将来性・成長性が見込めるか
• 過去の返済履歴、財務管理能力は適正か
• 営業力、販売力、技術力は確かか
• マスコミ記事、ニュースなど、業態そのものは有益であるか
• 業歴

第3次評価、定量評価

• 不渡り手形、回収不能売掛金、換金不能な不良在庫、貸付金の回収不能分は資産から外さなければなりません。
• 土地や有価証券の含み損の有無。
• オーナーや企業の支援者など、又は関連企業にその他、資産の余力等